Home > 茶道具 ふくさについて 茶道のふくさ(袱紗・帛紗・服紗)とは何か、使い方や、購入方法 茶道の道具に必要不可欠なふくさ(袱紗・帛紗・服紗)、そもそもどんなものなのか、どう使うのか,袱紗・帛紗・服紗の違いは何なのか、まずはじめの「わからない」を解決できるようにふくさについてご紹介します ふくさ(袱紗・帛紗・服紗)について ふくさ(袱紗・帛紗・服紗)とは 茶道専用の道具ではなく、贈り物の金品等を覆ったり包むのに使用されるもので、裏地がついた絹の布を使用し風呂敷より小さいサイズのものの事を言います。一般的に馴染みがあるのが、結婚式のご祝儀やお葬式の御香典などのを包む時に使用し、礼儀・ご祝儀を汚さないという目的があります。 袱紗・帛紗・服紗の違い 「ふくさ」と入力すると予測変換で袱紗・帛紗・服紗が出てきます。それぞれ意味は異なるのか、それとも漢字が異なるだけなのか、違いをご説明します。 袱紗 先述した、冠婚葬祭で用いたり、贈り物を包む時に使用される物を指します。用途によって使用する色が異なります。慶事で使用する際は暖色を使用、弔辞で使用する際は地味な寒色の使用となります。弔辞・慶事兼用の色合いは紫となります。色としては紫色の袱紗を一つ持っていると重宝します。 帛紗 こちらは主に茶道で使用する道具となり、茶席において、お茶を飲む際に茶碗を乗せて扱ったり、茶器の拝見の際に畳の上に広げて使用します。サイズは9寸×9寸5分ほどで作られます。そのほかに古帛紗・出帛紗があり、流派によって使い分けられます。 服紗 諸説ありますが、常用漢字として服紗が使用されているとされています。なので意味としては袱紗・帛紗とは変わりません。 その中で今回は、茶道で使用するふくさについてご説明します。帛紗で表記を統一しておりますが、流派や場合によっては袱紗/服紗と記載することもありますので、ご注意ください。 帛紗の種類 茶道で使用される帛紗には古帛紗・出帛紗とあり、主に流派・お茶の種類(濃茶・薄茶)で使い分けられます。お茶会によって異なる場合がありますので注意が必要です! お点前用の帛紗 点前帛紗と呼ばれ、お点前の際に茶器を拭いたり、茶器を拝見する際に下に敷いたりします。流派によって異なりますが、女性は朱色・男性は紫色を揃えておくと良いでしょう。 古帛紗 主に裏千家で使用されます。帛紗より小さく、濃茶をいただく際に茶器の下に敷いて飲んだり拝見の際に使用します。 出帛紗 主に表千家で使用されます。大きさは点前帛紗と同じになります。濃茶の時茶器に添えて出す帛紗となります。 帛紗はどこで買える?価格は? 帛紗の購入場所は様々で、直接お店に行かないと買えない百貨店や帛紗専門店の他に、amazon、楽天などインターネットでも簡単に購入ができます。価格も様々で、600円の物から織物を使った古帛紗は10万円弱のものなど、幅広い価格になっています。 1.龍村美術織物 皇室御用達、織物を専門に扱っていて、古帛紗・出帛紗の取り扱いがあります。帯、和装の小物、茶道具を扱い、芥川龍之介が賞賛したと言われています。https://www.tatsumura.co.jp/index.htmlインターネットでの購入も可能です。https://www.tatsumura.co.jp/shop-jp/products/list.php?category_id=20 2.北村徳斎帛紗店 茶道帛紗専門店です。正徳二年(1712年)に京都にて創業された、300年の歴史があります。http://kitamura-tokusai.jp/インターネットでの販売は行っておらず、指定の取扱店でのご購入となります。【購入場所の確認はこちら】 3.お茶のぼんぢ園 お茶・茶道具の専門店です。昭和6年(1931年)に岡山にて創業された老舗となります。https://www.honjien.co.jp/shopbrand/ct1226インターネットでの販売も行っています。入門セットが販売されるなど、お手頃価格で購入ができます。 4.楽天/amazon 通販サイトの大手です。数や種類も多いので、すでに楽天やamazonにアカウントがある人は購入が簡単にできます。確認は→楽天確認は→amazon 最後に ふくさについてご理解いただけましたでしょうか?流派や状況によっても使い方や意味が異なってくるのが「ふくさ」です。まず、「ふくさ」とは何かざっくり理解いただくためのお手伝いができていたら幸いです。 Categories:茶道具 関連記事 茶道具 茶道具を東京で購入するにはは?店舗情報やネットショッピング情報をご紹介! 茶道具 茶道のお稽古に必要な道具は購入場所を含むまとめをご紹介します。 次の投稿 茶道のお稽古に必要な道具は購入場所を含むまとめをご紹介します。